斜面から離れた部屋へ<防災士記者が解説!備えのコンパス(4)>

豪雨や台風で避難情報が出ても、周囲が急激に浸水したり、夜だったりすると、無理に外に出て避難所に向かうことが、かえって危険な場合があります。
そのようなときは、自宅の2階以上の階など、より安全なスペースに移動して身を守ってください。崖が近くにある建物なら、土砂災害に備え、斜面から離れた部屋を選びましょう。
停電対策と情報収集を兼ねて、乾電池式のライトやラジオがあるといいですね。スマートフォンは省電力モードに切り替えましょう。普段から設定や解除方法を試して、非常時に使えるようにしてください。
地震や噴火と異なり、大雨は危険が迫るまである程度時間がある災害です。気象庁が大雨の情報を出したら「早いうちに安全な場所に避難」を基本とし、自宅にとどまるのは、やむを得ない場合の手段と考えてください。
東日本大震災後、全国各地で風水害、地震、噴火が発生している。さまざまな自然災害から身を守るポイントをまとめたイラストとともに、防災士でもある記者が、災害の注意点や身を守るための行動などを解説する。
(須藤宣毅、瀬戸夕貴子)
関連リンク
- ・田や用水路 行かないで <防災士記者が解説!備えのコンパス>
- ・日没前、浸水前に避難を <防災士記者が解説!備えのコンパス>
- ・家族に連絡 避難誘導を <防災士記者が解説!備えのコンパス>
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(1)>避難指示で安全な場所へ
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(2)>避難は水があふれる前に
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