家族に連絡 、避難誘導を<防災士記者が解説!備えのコンパス(6)>
各地で豪雨災害が起きるたびに、逃げ遅れをいかに防ぐかが課題になっています。もし遠くの家族に危険が迫っているなら、電話などで安全な場所や建物に移動するよう、避難誘導をしてはどうでしょう。
スマートフォンをはじめとする通信技術の発達により、住民が行政とほぼ同時に災害情報を得られるようになりました。地元はもちろん、家族が暮らす地域の災害情報も簡単に入手することができます。
人は誰もが、災害が迫っていても「何も起きないのではないか」「自分は大丈夫ではないか」と考える傾向があります。そんなときに、家族の連絡は避難のきっかけになるはずです。
避難しても、実際には被害がないことの方が多いと思います。空振りと考えるのではなく、いつか起きる災害を前に、本番さながらの練習ができたと考えましょう。
東日本大震災後、全国各地で風水害、地震、噴火が発生している。さまざまな自然災害から身を守るポイントをまとめたイラストとともに、防災士でもある記者が、災害の注意点や身を守るための行動などを解説する。
(須藤宣毅、瀬戸夕貴子)
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