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<防災士記者 新・備えのコンパス(10)>健康と体力つくる習慣を

 「フェーズフリー」という言葉を知っていますか。日常と災害時の垣根をなくし、「いつも」の取り組みを「もしも」のときも役立てようという考え方です。

 例えば、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)。普段は移動手段として、停電時はスマートフォンの充電や避難所の照明の電源として使うことができます。

 身近なものでは、カセットコンロ、コンセントのない石油ストーブ、ペットボトルの水が該当するでしょう。ライフラインが止まっても影響がありません。

 生活習慣では、健康づくりや体力づくりがお勧め。食事や運動に気を付けることで、普段は病気やけがの予防につながり、災害時は避難や救助に生かせます。

 いつ役に立つ分からない「防災のため」ではなく、普段だけでなく「防災にも」なら、取っつきやすいのではないでしょうか。

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