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<防災士記者 新・備えのコンパス(6)>揺れたら頭を保護し避難

 地震が発生した直後、落下物が頭を直撃するとけがをしたり、死亡したりする危険があります。

 家具や窓ガラスなどから離れ、揺れが収まるまで、テーブルや机の下に隠れ、脚を持って揺れが収まるのを待つ。これが身を守る基本動作ですが、場所によっては身を隠せるものが、周囲にない場合もあります。

 誰しも、いつどこで地震に遭うか分かりません。東日本大震災では発生した瞬間、スーパーにいた人が、買い物かごをかぶって、落下物から頭を守った事例がありました。テーブル、机がない場所で被災した際にどうやって頭を守るかイメージしておきましょう。

 寝室では枕や布団、通勤・通学の途中だったらカバンやランドセルで頭を保護し、低い姿勢をとってください。浴室にいた場合は風呂おけをかぶって、できるだけ安全な空間に移動すると安心です。

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