<防災士記者 新・備えのコンパス(11)>災害用伝言板使ってみて
「〇〇さんを探しています」「私の連絡先は××です」。東日本大震災の直後、市役所などの掲示板には、このような内容の紙がたくさん貼られました。電気、通信と交通網が断たれた被災地で、家族、友人の安否情報は最も必要とされた情報の一つでした。
災害発生時に通信各社が開設する災害用伝言板は、安否確認に便利なサービスです。ただし、活用するには連絡を取りたい人同士が、サービスと使い方を知っている必要があります。どちらかしか知らないと、メッセージは届きません。
毎月1日、15日は災害用伝言板の体験ができます。今日は1日。試しに家族や友人と連絡を取り合ってみてはどうでしょうか。
ただし、災害時に何かの事情でサービスを利用できない場合があるかもしれません。そんなときに備え、家族が落ち合う場所などを決めておきましょう。
関連リンク
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(10)>健康と体力つくる習慣を
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(9)>聴覚障害者の情報伝達に配慮を
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(8)>揺れ感じなくても避難を
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(7)>雷鳴ったら木から離れて
- ・<防災士記者 新・備えのコンパス(6)>揺れたら頭を保護し避難