<防災士記者 新・備えのコンパス(12)>ペットの同行避難の準備を
ペットを飼っている家も多いと思います。東日本大震災では、ペットを避難させるために自宅に戻り、津波の犠牲になった飼い主がいました。混乱の中で飼い主とはぐれた犬や猫もたくさんいました。
このような教訓を踏まえ、環境省は2013年、ペット救護のガイドラインを策定。災害発生時にペットと一緒に逃げる同行避難の原則を打ち出しました。
その後、18年に改訂し、ペットの健康と安全を守る責任は飼い主にあることを明示しました。飼い主は、ペットがケージに入っておとなしくしていたり、決められた場所で排せつをしたりできるようなしつけや、トイレシート、ペットフードといった飼育用品の準備などが求められます。
地域の防災訓練に参加し、避難路を確認すると同時に、地域の人たちにペットと避難をすることを知ってもらうことも大事です。
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