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家具や棚の転倒防止を<防災士記者が解説!備えのコンパス(10)>

 室内で大きな揺れに襲われたら、頑丈なテーブルや机の下、棚などが倒れてこないスペースで、低い姿勢で頭を守ってください。

 たとえ緊急地震速報が鳴ったとしても、できることは限られます。だからこそリスクを減らすため、家具や棚の転倒防止、棚のものの飛び出し防止など、事前にできることは事前に済ませておくことが肝心です。

 あらかじめ背の低い家具しかない部屋や、家具などが倒れてこない空間を用意しておくことも、身の安全の確保につながります。

 沿岸部の場合、揺れ対策は津波避難に直結します。家具の下敷きになったり、破損物でけがをしたりすると、家の外に出ることすら難しくなるからです。

 避難は屋内から始まります。前もって窓ガラスに飛散防止フィルムを貼り、ドアの開閉の邪魔になりそうなものをどかすなど、玄関までの動線確保も忘れずに。

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