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情報得る手段、複数用意<防災士記者が解説!備えのコンパス(12)>

 東日本大震災では、避難場所も大津波の被害を受けました。避難場所から2次避難をして難を逃れた人たちがいた一方で、最初の避難場所で犠牲になった人たちもいました。

 災害時はどんな場所でも、気象や被害の状況によって危険が生じる可能性があります。避難後もラジオやスマートフォンなどで災害情報を収集し、必要に応じて身を守る行動を取ってください。

 震災では目視で津波を確認して、逃げた人たちもいました。ただ、海岸近くで津波は100メートルを10秒の速さで迫ってきます。襲われないためには、津波が見える前に危険な場所から逃げ始めることが肝心です。

 災害時は発信する側や受信する側の機器のトラブルで、情報が届かない恐れもあります。避難先、避難ルートと同様、情報を入手する手段も複数用意し、不測の事態に備えましょう。

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