「FXに使った」宮城・富谷の介護施設職員が入所者の現金120万円盗んで懲戒解雇
宮城県富谷市の介護施設「ケアプラザ富谷」の介護担当職員の男性が入所者の現金を少なくとも約120万円盗んでいたことが15日、施設への取材で分かった。他に所持品も盗んでいたといい、昨年11月末に懲戒解雇となった。

施設によると、盗まれた現金は入所者十数人が自室で管理していた。男性は2018~20年に無断で部屋に入るなどして窃取した。施設側に「外国為替証拠金取引(FX)に使った」などと話している。ほかに食料品や飲料品、電子機器なども持ち出したという。
施設内で紛失が相次いだことから、施設側が聞き取りを実施。男性は当初否定していたが、昨年10月末に盗んだことを認めた。
施設によると、現金や物品は男性が入所者に返還した。入所者は警察に被害届を出していないという。施設の担当者は「入所者には誠に申し訳ない。再発防止に努める」と話す。
ケアプラザ富谷は労働災害で重度の障害を負った高齢者の介護施設として00年に開業。現在約90人が生活している。
(この記事は「読者とともに 特別報道室」に寄せられた情報などを基に取材しました)
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