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日本列島「最強寒波」襲来 仙台も水道管凍結に注意 備えと対処を水道局に聞いた

 今週は「今季最強」とされる寒波の影響で、仙台市内も厳しい冷え込みが続く見通しです。そこで心配なのが水道管の凍結。各家庭はどんな備えが必要でしょうか。もし凍結してしまったら、どう対処すべきでしょうか。仙台市水道局に聞きました。(編集局コンテンツセンター・小沢一成)

水抜き栓を備えた屋外水栓

修繕費用は自己負担

 市水道局によると、水道管が凍りやすいのは最低気温が氷点下4度以下に冷え込む日。配管が屋外で、日当たりが悪く、風当たりが強い場所にあると、凍結のリスクがさらに高まる。

 水道管が凍結すると水道水は使えない。水は凍って氷になると膨張するため、水道管が破裂してしまう場合もある。修繕費用は自己負担なので注意が必要だ。

 そうならないために、どうすれば凍結を防ぐことができるのか。市水道局は①水抜き栓で水を抜く②屋外水栓や水道メーターを保温する―よう呼びかけている。

メーターボックスの保温方法(仙台市水道局提供)

 まずは普段から、自宅の水抜き栓がどこにあるのか把握しておきたい。基本的な操作は蛇口を開けた状態で水抜き栓を閉め、水が止まるかどうか確認する。水抜き栓は、水道管内に空気が入ると水が抜ける仕組みとなっている。再び水を使うときは、蛇口を閉めてから水抜き栓を開ける。

 市水道局の担当者は「夜寝る前に水抜きし、翌朝開栓するといい。長期間留守にする場合は水抜き栓を使ってほしい」とアドバイスする。

仙台市水道局が無料配布している保温材=20日、仙台市太白区の市水道局

氷点下4度以下は要注意

 屋外水栓や金属製メーターボックスを発泡スチロールや布類などで保温するのも有効だ。市水道局は水道メーターの保温材を水道局本庁舎と市役所、泉区役所で無料配布している。ただ、水色のふたの樹脂製メーターボックスは凍結対策が施されている。

 仙台市内では近年、水道管の凍結や破裂がどのくらい起きているのだろう。市水道局によると、電話で受け付けた凍結・破裂件数は2017年度が1503件、18年度73件、19年度119件、20年度1658件、21年度68件だった。

 氷点下4度以下の日数は17年度が11日、18年度が0日、19年度1日、20年度が7日、21年度が3日。過去5年間で件数が最も多かった20年度は、3日連続で最低気温が氷点下4度以下となった期間が2回あり、凍結・破裂件数の約8割が集中した。担当者は「氷点下4度以下の日が連続すると、なおさら凍結しやすい」と指摘する。

 仙台管区気象台によると、仙台の最低気温は24日が0度、25日が氷点下6度、26日が氷点下5度と厳しい冷え込みが続く見通し。市水道局は水道管の凍結が増える恐れがあるとみて、市民に注意を呼びかけている。

仙台市水道局は「最強寒波」に備え、水道管凍結への注意を呼びかけている

お湯はOK、でも熱湯NG

 それでも水道管が凍結してしまったら、どう対処したらいいだろうか。担当者は屋外の配管にタオルを当て、湯をかける方法を勧める。熱湯だと水道管や蛇口が破損する恐れがあり、「やけどしない程度の熱さ」が目安。ドライヤーで温めるのも有効だという。

 水道管が破裂した場合は止水栓を閉めるなどして水を止めるのが最優先だ。その上で修繕が必要になる。市水道局は凍った蛇口の解氷方法や修繕工事を手がける事業者を紹介している。連絡先は市水道修繕受付センター022(304)3299。

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