ぼくらの昆虫標本見て 石巻自然文化研が発表会 「子ども会員」も初参加
石巻自然文化研究会主催の「石巻昆虫レンジャー展示発表会」が11、12日の両日、石巻市中央3丁目の旧観慶丸商店で開かれた。昨年から研究会で活動を始めた子どもたちが採集、制作した昆虫標本を、今回初めて展示した。
子どもたちが石巻地方で採ったモンキチョウやキアゲハ、長期休暇を利用して沖縄県などで採集したオオゴマダラなどのチョウを中心に、他会員のカブトムシ、クワガタも並んだ。ケースには採集場所や日時、虫の名前の由来などが手書きで添えられたものもあり、会員らが来場者に丁寧に説明した。
研究会はこれまで30~60代の約20人で活動してきたが、昨年2月に開いたチョウの展示会見学をきっかけに、幼稚園から小学6年生までの子どもたち9人が新たに加わった。
桑島修悦会長(65)は「自分たちも楽しく活動しているが、子どもたちも加わって喜んでくれることはさらにうれしい。夏ごろには昆虫採集会を企画したい。大人になっても継続してくれれば」と話した。
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