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音楽の楽しさ体感 石巻・大谷地小でコンサート スプーンも登場

児童とのセッションで盛り上げる寺本さん(左)

 芸術を鑑賞して豊かな情操を養おうと、石巻市大谷地小(児童114人)で13日、音楽家の寺本建雄さん(76)のコンサートが行われた。

 軽快なトークを交えながら、児童になじみのあるリコーダーや口笛、スプーンなどを駆使して演奏し、会場を大いに沸かせた。

 寺本さんが吹くしの笛に合わせ、児童1人がパーカッション・シンセサイザーをたたき演奏に参加。見ている児童も手拍子で応え、会場が一体となって音楽の楽しさを体感した。

 5年生の佐々木奏君(11)は「その楽器ならではの音が聴けて良かった」、6年生の倉本さわさん(12)は「キーボードを練習しているので参考になった」と話した。

 コンサートは寺本さんが構成・演出を手がける「心の復興13回忌ミュージカル100通りのありがとう」に、鹿野宏美校長がスタッフとして参加している縁で実現した。

 寺本さんは「音楽は楽器ではなく演奏者の心の中にあるもの。表現する面白さを分かってもらえればうれしい」と述べた。

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