被災地トルコ・シリアの復興願う 矢本一、二中生が募金活動 震災支援へ恩返し
トルコ・シリア大地震の被災地を支援しようと、東松島市の矢本一中と矢本二中がそれぞれ募金活動に取り組んだ。両校とも生徒たちが中心となり、授業前や放課後に学校やスーパー、駅前で展開。生徒らは一日も早い復旧復興を願い、行き交う人たちに協力を求めた。
矢本一中(生徒484人)は生徒会執行部や有志の生徒らが14~16日の3日間実施。朝は職員室前で教職員や在校生に支援を募り、放課後は市内のスーパー2店に分かれて買い物客に寄付を呼びかけた。
ザ・ビッグ矢本店では15日、1、2年生6人が被災地の写真や募金箱を手に「ご協力をお願いします」と声を張り上げた。
計26万6477円が集まり、市の募金と一緒に日本赤十字社を通じて送られる。
2年の菅野孝樹さん(14)は「被災地のために何かできればと思った。現地の生活が早く日常に戻ってほしい」と話した。
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矢本二中(生徒343人)は生徒会執行部が10、16、17日の3日間、昇降口やJR仙石線陸前赤井駅などで実施した。17日の放課後は12人が二手に分かれて駅前と正門前に立ち、通行人らに支援金を募った。
東日本大震災でトルコから復興支援を受けたことを学校が伝えたところ、生徒たちができることを考えた。生徒会長の2年阿部広睦さん(14)は「物資や救助活動で支援してくれたと聞いた。現地に出向くことは難しいけれど、少しでも恩返しをしたい」と話した。
計13万9571円が集まり、送金方法を検討している。
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