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震災10年後の宮城が舞台、自主製作映画「有り、触れた、未来」 来月から先行上映 石巻

 東日本大震災がキーワードの一つになっている自主製作映画「有り、触れた、未来」(2時間12分)の先行上映会(石巻劇場芸術協会主催)が、3月3日から石巻市中央1丁目のシアターキネマティカで行われる。初日は終映後、山本透監督(脚本も)のトークイベントが予定されている。先行上映はイオンシネマ石巻でもある。

 映画は震災から10年後の宮城が舞台で、「人間は支え合い、つながって生きていく」をテーマに「命」とは何かを問う群像劇。

 震災時、石巻西高校長だった斎藤幸男さんの「生かされて生きる-震災を語り継ぐ」(河北選書)が原案になっており、撮影が石巻や東松島、仙台、白石各市など県内で行われた。斎藤さんの長女舞木さんは蒼衣役で出演。プロデューサーの一人としても製作費集めに奔走した。

 出演は桜庭ななみ、麻生久美子、北村有起哉、手塚理美、萩原聖人、原日出子、仙道敦子、杉本哲太、鶴丸愛莉、岩田華怜(仙台市出身)ら。

 キネマティカでの上映スケジュールは次の通り。
▽3日=午前8時半
▽8、10日=午後6時
▽11日=午後7時
▽12日=午後1時。

 料金は一般1800円、大学生1500円、高校生以下1000円。各回定員30人程度。連絡先は0225(98)4765=水・金・土・日の午前11時~午後5時。

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