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石巻芸術文化祭・展示、舞台部門 参加団体増え充実 25、26日

昨年の舞台部門の発表の様子=2022年3月6日

 第27回石巻芸術文化祭(石巻文化協会主催)が25、26の両日、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開かれる。同施設での開催は2年目。展示、舞台部門ともに昨年より参加団体が増えた。第25回までは展示と舞台が別々の会場だったが、前回から一体となって開催できることになったのが増加の要因。同施設を拠点に市民文化の魅力を発信する。

 展示(25、26日)は昨年より6団体多い14団体がホワイエや市民ギャラリーを会場に発表する。展示部門事務局の阿部和枝さん(石巻キルトスクエア)は「初参加の東城エリ子おもしろ造形教室が制作パフォーマンスを披露する。私たちキルトスクエアも体験教室を開く。市民が楽しめる充実した文化祭にしていきたい」と張り切る。

 小ホールで行われる舞台(26日)は18団体が出演、昨年より4団体増えた。舞台部門事務局の千葉節子さん(山田流箏曲山勢松韻会宮城支部)は「今までは踊りや琴、合唱が中心だったが、今年は新たに洋舞やフラダンス、映像のほかに、俳優の三國裕子さんが初めて加わるなど広がりを見せている。「舞台と展示の同時開催を満喫して」と強調する。

 昨年も参加したいしのまき市民劇団「夢まき座」は「大喜利」に挑む。代表の宮城利史子さんは「芝居で面白いことをやってみようとなった。文化のお祭りなので笑いがあってもいい」と意欲的。映像では石巻学プロジェクト代表の大島幹雄さん(石巻市出身、横浜市在住)が、ウクライナサーカス4人のアーティストのパフォーマンスを紹介する。大島さんは「ロシアの侵攻が続いているが、サーカスを楽しめる時代が来ることを祈って上映したい」と語る。

 入場無料。連絡先は石巻文化協会0225(22)4689。

 参加団体は次の通り。

 
 ◇展示(25日午前10時~午後5時。26日午前10時~午後4時)

 石巻日本画研究会、石洋会、宮城野石巻書人会、日院書道石巻、書研坐忘社、硯友会、石巻キルトスクエア、工房かざみどり、石巻さをり会、サステナブルデザイン工房、東城エリ子おもしろ造形教室、石巻五行歌会、石巻地区華道協会、石巻学プロジェクト

 ◇舞台(26日午前10時、番号は出演順、各団体20分ずつ)

 (1)生田流箏曲正絃社「糸の会」(2)山田流箏曲山勢松韻会宮城支部(3)カパーフラ カヒキナ オカラー石巻(フラダンス)(4)劇団うたたね(5)いしのまき市民劇団「夢まき座」(6)藤石会(日本舞踊)(7)桃香会(民謡)(8)櫻井みやぎ(洋舞)(9)西崎流西崎智恵美会(日本舞踊)(10)楳若一門高嶺流高嶺かつら会(新舞踊)/翔乃流聖史朗会(同)/暁流石巻支部(同)(11)藤間流京緑会(日本舞踊)(12)菊川流喜三則会(同)(13)石巻学プロジェクト(映像)(14)コールカトレア(合唱)(15)水明ハーモニー&石巻メンネルコール(合唱)

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