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老朽化の牛網別当住宅、解体し住宅地に 東松島市

 東松島市議会2月定例会は20日、本会議を開き、一般質問を始めた。老朽化に伴い段階的に解体工事をしている市営牛網別当住宅について、市は2024年度末までに入居者に退去を求め、解体完了後は住宅地として整備する考えを示した。

 市によると、牛網別当住宅は1963~73年度に計59戸が整備された。耐用年数の30年を大幅に過ぎている。これまで入居者の退去状況をみながら解体を進めており、現在は49戸に28世帯が入居している。現在の入居者には、別の市営住宅に移った場合の家賃の引き上げは段階的に進め、引っ越し費用を市が負担する。

 約1万1000平方メートルの敷地は住宅地として整備する考え。渥美巌市長は「老朽化し安全確保の面からも退去をお願いしている。解体後は定住化促進事業として、市有地を活用した良質で安価な住宅地の提供に努めたい」と話した。

 2月にマイナポイントの申請期限を迎えるマイナンバーカードについて、市は交付率が1月末時点で56.3%だったと説明した。国60.1%、県58.4%を下回っており、市は2月を取得促進強化月間として窓口対応の日時を拡充している。

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