生き生きと披露 高齢者教室「石巻つくも大学」、3年ぶり大学祭
石巻市内の65歳以上を対象にした高齢者教室「石巻つくも大学」の大学祭が17日、同市日和が丘1丁目の石巻中央公民館大ホールであった。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催。昨年5月の開講以来、毎月1、2回のペースで親しんできたコーラス、民謡、健康体操、詩吟、カラオケの受講生がステージに登場。書道34点、短歌12点の作品も大ホールに飾られた。
開会式では、阿部政勝館長が「待ちに待った大学祭です。楽しく過ごせるように皆さんで盛り上げてください」とあいさつ。出演者はマスク着用で、ワンステージごとに休憩、換気を徹底するなどコロナ対策に万全を期して臨んだ。
ステージのトップを務めたのは黒と白の衣装に身を包んだコーラスの11人。千葉美貴子講師の電子ピアノの生演奏に合わせ、見事なハーモニーで「なだそうそう」「糸」「サン・トワ・マミー」を歌い上げた。
民謡も三味線、尺八の伴奏に合わせ、4人が「石巻港節」「宮城長持ち唄」「大漁唄(うた)い込み」などを会場いっぱいに響かせた。健康体操、詩吟、カラオケも人気を集め、出席した約80人の受講生から大きな拍手が送られていた。
石巻つくも大学には現在7クラブに107人(1人2クラブまで可能)が在籍。クラブ活動を通して生きがいを見いだしている。
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