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寄り添い、これからも 移動支援「Rera」10周年 石巻

当時の心境などを語る村島代表(右)

 東日本大震災後、高齢者らの病院送迎など「暮らしの足」を支える活動を展開している「NPO法人移動支援Rera(レラ)」(石巻市大街道東4丁目)の法人設立10周年記念報告会「石巻に根を下ろした10年」が18日、同市田道町1丁目の「まちの寄り合い所・うめばたけ」であった。全国の支援者らもオンラインで参加。うめばたけには約20人が出席した。

 村島弘子代表はスライドや動画を交えながら「任意団体から見切り発車の状態で法人を設立した」と当時の心境を語り、植野圭、伊藤克行両理事と活動を振り返った。仮設住宅から復興住宅へと、被災者の生活が落ち着き始めた頃、外に出る機会の少ない高齢者のためにドライブやお花見といった「お出かけ送迎」を企画したこと、組織体制の強化に力を注いだことなどを話した。

 村島代表は「災害に関係なく移動で困っている地域は多く、日本中の問題となっている」と強調。震災後も現在も「移動」に関しての状況は変わっていないとして、利用者に寄り添い、地道に活動を継続していく考えを示した。

 報告会は「あらためて分かち合う、レラと石巻の現在・過去・未来」をテーマにした3カ月連続の3回シリーズ。次回は3月25日に同所である。

 Reraはアイヌ語で風の意味。震災で移動手段を失った被災者らのために、2011年4月、札幌市から駆けつけたボランティアらで結成した救援チーム「災害移動支援ボランティア・レラ」が始まり。災害救援はその後、石巻の地元ボランティアが引き継ぎ、13年2月15日にReraを設立した。

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