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養殖ギンザケ、来月3日初入荷 例年より10日早く 石巻魚市場受入全体会議

今シーズンの初入荷を前に受け入れ態勢などを確認した会議

 石巻市漁船誘致及び原魚等確保推進委員会の「2023年養殖ギンザケ受入全体会議」が22日、石巻魚市場で開かれた。ウクライナ情勢の影響などで国内産の需要が高まっている養殖ギンザケの初入荷を、3月3日に実施することなどを決めた。

 会議には買い受け人や魚市場職員、県漁協関係者ら約50人が出席。魚市場の佐々木茂樹社長が「昨年は数ある魚種の中で養殖ギンザケが最も売れた。初めてのことで、今後も売り上げの大きなウエートを占めるだろう」とあいさつ。さらに「関係者が一体となって産業の発展につなげてきた成果。市場もより充実した環境で受け入れたい」と話した。

 魚市場によると、今年は水温が高く、稚魚の成育が良かったことから、例年より約10日ほど初入荷が早まったという。初日は文丸水産(石巻市鮎川浜)の7、8トンを取り扱う予定。

 受け入れ販売については、入札が午前7時20分からで今年も「みやぎサーモン」「金華ギン」の2種類とすることや、選別作業は入荷の早い順からとし、規格別に水氷を張ったスカイタンクに入れ、タンクごと計量することなどを確認した。

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