雄勝との縁、これからも 千葉の書家、道の駅に寄付
東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市雄勝町の復興に貢献しようと、千葉県木更津市の書家高尾剋山人(かつさんじん)さん(57)が2月24日、道の駅「硯上の里おがつ」を訪れ、運営協議会の沢村文雄会長(75)に寄付金2万円を手渡した。
高尾さんは昨年5月に雄勝地区を来訪。道の駅の充実した照明設備やロケーションの良さに感銘を受けたという。同年9月には東北の復興応援として、作品を14点したためて書展を開催。展示作品の中から、幅70センチ、高さ約135センチの紙2枚に書いた「一期一会」を寄贈した。作品は道の駅に常設展示されている。
高尾さんは「復興に助力できればと思っていたところで協議会との縁ができ、書道展を主催していただいた。被災地との縁を大切に、感じたことを書に込めながら、引き続き展示などを企画したい」と話した。
沢村会長は「震災から12年たち風化も危ぶまれる中で、何度もご足労いただきありがたい」と感謝した。
高尾さんは3月21日から、陸前高田市の商業施設「アバッセたかた」でも書展を開く。
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