東松島・健康増進センターゆぷと、あすプール利用再開 21日は小学生以下無料
昨年3月の福島県沖地震で被害を受け災害復旧工事が続いていた東松島市健康増進センターゆぷとのプールが10日、利用を再開する。
市によると、地震の揺れでプールエリア全体を覆うつり天井をつるす鉄筋が変形した。4種類あるプールのうち、25メートルプールの可動式の床が揺れによりプール内側などにぶつかり、破損するなどの被害があった。
復旧工事では東日本大震災後に設けられたつり天井の耐震基準に合わせ、天井をつる鉄筋の数を増やし天井材を軽量化した。25メートルプールは水深を調節する可動床と、床を上下に動かすための部材を交換した。併せて照明機器を発光ダイオード(LED)に変えた。
工事費は約9945万円。耐震基準に合わせたつり天井の設計に時間を要したが、昨年9月に着工し2月末に工事が完了した。
市健康推進課の担当者は「長期の休止で利用者をお待たせしたが、再開を機にこれまで以上に利用してほしい」と話す。
ゆぷとは再開を記念し、21日に「こどもプール無料DAY」として25メートルプールの3コースと幼児プールを開放する。小学生以下が対象で、小学3年生以下は保護者同伴の利用も可。午前10時~午後2時。連絡先はゆぷと0225(84)3855。
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