大人が可能性信じる、雄勝で子育て教室 元教員の坂本さんが講話
石巻市雄勝町の雄勝公民館で2月27日、「ENJOY子育て教室」があった。少年期の子どもとの関わり方をテーマに、女川町教委で教育指導員を務める坂本忠厚さんが講話した。
坂本さんは元教員で、初任地は雄勝地区の船越小だった。2019、20年度に校長を務めた同市湊小で行った特別授業について説明した。
元五輪選手を招いたマット運動や仙台大教授による戊辰戦争と白虎隊についての授業、雄勝硯生産販売協同組合の職人を招いたマイ硯作りなどを紹介。「子どもたちの好奇心の醸成や得意分野の開拓を目的に、プロと交流し本物を学べる機会をつくった」と話した。
子どもの力を伸ばすためには、大人も同じ目線に立ち目標達成の喜びを共有することが大切だと述べ、「子どもたちが何かをうまくできない、失敗してしまうとしても、最後まで継続することで原因が分かってくる。大人が可能性を信じてほしい」と呼びかけた。
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