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「いしのまき大賞」贈る 市の知名度アップに貢献 石巻商議所会員大会

いしのまき大賞を受賞した(左から)ポプラ社の横田亮介さん、石巻高ボート部の武山さんと高橋さん、高砂さん
アニバーサリー会員表彰を受ける大森社長(左)

 石巻商工会議所の会員大会が7日、石巻市千石町の石巻グランドホテルで開かれた。市の発展や石巻の知名度アップに貢献した個人・団体に贈る「第16回いしのまき大賞」やアニバーサリー会員の表彰があり、受賞者の功績をたたえた。

 会員ら約180人が参加。青木八州会頭は東日本大震災から間もなく12年を迎えるのを踏まえ「ハード面はだいぶ復旧したが、企業の財務部分などは十分に回復していない。商議所としてもしっかり支援していきたい」とあいさつした。

 いしのまき大賞では、市内で子どもたちのための取り組みを展開する出版社のポプラ社(東京)、昨夏の全国高校総体ボート男子ダブルスカルで初優勝した石巻高ボート部、自然写真界で世界最高峰とされる写真賞を受賞した自然写真家の高砂淳二さん(60)に表彰状を贈った。

 石巻市出身のポプラ社の千葉均社長(60)はビデオメッセージを寄せ「子どもたちに地元の良さをもっと知ってほしい。今後も活動を続けたい」と述べた。

 石巻高ボート部で活躍した、ともに3年の高橋興生さん(18)と武山慎さん(18)は「北上川で練習に励み日本一につながった。たくさんの人に支えてもらった」と感謝した。

 英ロンドン自然史博物館主催「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の自然芸術部門で日本人初の最優秀賞に輝いた高砂さんは「石巻の海と山の幸で育ち、石巻が自然への愛情を育んでくれた」と古里への思いを語った。千葉社長とは石巻高の同級生で、自身もボート部に所属していたことに触れ「一緒に受賞できてうれしい」と笑顔を見せた。

アニバーサリー会員表彰、34事業所

 アニバーサリー会員として、創業130年の大もり屋本店(石巻市穀町)など34事業所を表彰した。

 大もり屋本店の大森信治郎社長は「長きにわたり事業を続けられたのは、先人の努力とお客さま、取引先の皆さまのおかげ。スタッフにも敬愛と感謝の気持ちを贈りたい」と謝辞を述べた。

 スポーツジャーナリストで、いしのまき観光大使の中西哲生さん(53)による講演もあった。

(アニバーサリー会員事業所名簿は後日掲載)

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