東松島市民満足度調査 防災まちづくり1位 最下位は「産業振興・企業誘致」
東松島市は14日の定例記者会見で、政策に対する市民の満足度などを聞いた本年度の「市民満足度調査」の結果を発表した。満足度の1位は「災害に強いまちづくりの推進」、最下位は「商工業振興・企業誘致と働く場の確保」だった。
調査は昨年10月、無作為抽出で18歳以上の市民1500人を対象に実施。499人が回答し、回収率は33.2%だった。健康福祉や防災防犯、産業振興などに関する23項目について満足度を5段階で評価してもらい、重要度が高いと思う項目を五つまで選んでもらった。
「災害に強いまちづくり」は重要度も2位だったが、重要度1位の「子育て環境の充実」は満足度16位、重要度3位の「高齢者・障がい者等への支援充実」は15位と、ニーズに対して満足度が低い傾向もみられた。渥美巌市長は「まだまだ評価されていない部分もあり重要度と満足度のバランスが悪い。弱い所に重点を置き、新たな政策を進めていきたい」と話した。
<組織機構、新年度に一部変更>
会見では、新年度に組織機構を一部変更することも示された。復興政策部に「デジタル推進課」を新設。第2次総合計画後期基本計画の具現化に向けて庁内連携を強化するため総務課に「市長公室」、教育総務課に不登校児の対応などに当たる「教育支援センター」を新たに設ける。地方創生・SDGs推進室は「SDGs・脱炭素社会推進課」に変更する。
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