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児童生徒を支援 石巻市学びサポートセンター、あす開所 新たに相談機能

 石巻市教委は本年度、「市学びサポートセンター」を開設した。通所型支援の「けやき教室」と訪問型支援の「子どものサポートハウス」を統合し、新たに相談支援の機能を加えた。NPOやフリースクールとも連携し、児童生徒のペースや考えに合わせて学びを支援する。6日、同市向陽町3丁目のセンターで開所式を行う。

 石巻市鹿又地区放課後児童クラブを利用する同市鹿又小3年の高橋六花さん(9)が3月、全国で環境活動を行う児童生徒が所属する「こどもエコクラブ」の全国エコ活コンクール(公益財団法人日本環境協会主催)絵日記部門で、最高賞に当たる優秀賞を受賞した。

 高橋さんは発光ダイオード(LED)と電球の違いをテーマに設定。自宅でLEDを使っている場所や消費電力の差について調べまとめた。自宅でも水道の出しっ放しをやめる、食べ残しを出さないなど、家族でエコな活動に取り組んできたという。

 3月26日に東京都渋谷区であった「こどもエコクラブ全国フェスティバル」で表彰式があった。絵日記部門優秀賞は高橋さんら計4人が受賞。壁新聞部門の表彰もあり、受賞者が作品を発表し意見を交換するなどして親交を深めた。

 鹿又地区放課後児童クラブは、こどもエコクラブに昨年6月に登録。夏休みに石巻市環境課の職員を講師に学習会を開き、地元の環境や環境にいい暮らしについて学びを深めてきた。児童らは10月にクラブや家庭でA3用紙に絵日記をまとめ、コンクールに応募した。

 高橋さんは「消費電力をタブレットで調べたり、文章でまとめるのを頑張った。他の参加者からLEDを詳しく知りたいと興味を持ってもらえた」と話した。

 鹿又地区放課後児童クラブは社会福祉法人「一視同仁会」が運営。高齢者施設「花水木」隣の第1クラブと、鹿又小敷地内の第2クラブを約100人が利用している。

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