目標像描き、挑戦を　石巻専修大で入学式　勉学に励む

　石巻専修大の２０２３年度入学式が４日、同校体育館で開かれた。理工、経営、人間の３学部の２９５人と大学院修士課程、博士後期課程の３人の計２９８人が出席し、社会の変革が激しい中で目標像を描き、自身の可能性に果敢に挑戦していくことを誓った。

　国の新型コロナウイルス感染対策の緩和に伴い、４年ぶりに入学生と大学院進学生が一堂に会して実施された。尾池守学長は式辞で「夢や目標を持ち、５年後、１０年後、その夢に一歩でも近づくためには今、何をすべきか考えてほしい。目的を持って学ぶことが大事」と強調。「授業に加えて課外活動にも参加し、自分自身の成長を追求することを期待する」と語りかけた。

　大学院経営学研究科修士課程（経営学専攻）の佐々木颯（かける）さん（２５）＝石巻市＝と、理工学部生物科学科の工藤萌花（もえか）さん（１８）＝女川町＝が新入生総代として宣誓した。

　石巻北高卒の工藤さんは「きょうから石巻専修大の学生として新たな第一歩を踏み出す。本学でたくさんのことを学び、将来、それらを最大限に生かし、社会に貢献できる人間になれるよう、勉学に励んでいく」と決意を込めた。