ヨシ原に春 炎赤々、石巻・新北上川で野焼き
石巻市の新北上川河川敷で11日、地域に春を告げる野焼きがあった。刈り取ったヨシ原に火を放つと、春風にあおられてオレンジ色の炎が広がった。
冬に枯れたヨシを刈り取り、4月に火入れをして芽吹きを促す。かやぶき屋根の工事などを手がける熊谷産業(石巻市)が作業を担った。
2022年のヨシ原の面積は124ヘクタール。東日本大震災の津波と地盤沈下で半分以下の87ヘクタールまで縮小したが、7割まで再生しつつある。熊谷産業の高橋五郎さん(67)は「ヨシ原の景観を次世代に守り伝えたい」と話した。
(河北新報社写真映像部・庄子徳通)
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