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住民と共に「復興米」作り 神戸支縁機構、石巻訪問141回 市長に報告

支援活動の現状などを報告する岩村理事長(左から2人目)ら

 東日本大震災の被災地支援を続ける一般社団法人「神戸国際支縁機構」は11日、「復興米」作りに取り組む石巻市渡波根岸の水田で田起こしをした後、市役所を表敬訪問した。

 機構は震災直後から同市で支援活動を継続しており、今回が141回目の訪問。岩村義雄理事長(74)ら6人が土を掘り返す田起こし作業に励み、5月の田植えに備えた。

 復興米作りは2012年に始め、今年で12回目。田植えや稲刈りでは毎年、地元の住民や幼稚園児と交流する。収穫したコメは地域の高齢者らに提供している。

 市役所では斎藤正美市長に支援活動の経緯や現状を報告した。岩村理事長は「全国の被災地でボランティア活動をしているが、石巻がわれわれの原点。地域の人たちと良い関係ができている」と話した。

 斎藤市長は「支援を長い間続けてもらい、本当にありがたい」と感謝した。

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