カキ縄作りに挑戦、地域の歴史学ぶ 家族連れなど養殖体験 奥松島縄文村
東松島市宮戸里の奥松島縄文村歴史資料館で9日、カキ養殖体験会があった。県内から家族連れなど16組46人が参加。カキ縄作りに挑戦し縄文から続く地域の歴史に触れた。
前館長で、市文化財専門官の菅原弘樹さんが里浜貝塚について解説。大量の貝殻やカキむき場などが出土していることから「縄文人もカキを食べており、その時代から変わらない地域の姿を知ってほしい」と述べた。
地元漁師の桜井幸作さんの指導で、カキの稚貝が付いたホタテ貝をロープに挟んでカキ縄を作った。作業後は焼きガキが振る舞われ、作業の成果に期待を膨らませた。
カキ縄は今後、海中につるして生育させる。参加者は作ったカキ縄のオーナーになり、養殖したカキの収穫体験を11月下旬に行う。
岩沼市から家族3人で参加した岩沼西小3年の菅原英加さん(9)は「できたカキはみそ汁にして食べたい」と話した。
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