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河口部の復旧体感 新人職員が現場見学 北上川下流河川事務所

堤防上で説明を聞く参加者ら

 国土交通省北上川下流河川事務所は11日、若手や新採用職員を対象に「北上川河川河口部ほか現場見学会」を実施した。日和山公園や北上川堤防など市内の河口周辺を回り、東日本大震災から復旧・復興した街の姿を学んだ。

 小嶋光博副所長が案内役を務め、職員20人に堤防が完成するまでの経緯を解説した。地域住民への説明を約140回行ったことに触れ「たくさんの方の協力がなければ巨大な堤防は実現しなかった」と強調。参加者はメモを取りながら真剣に耳を傾けた。

 4月に入庁した及川日花梨さんは「10年でこんなに広い堤防が完成したことに驚いた。災害を繰り返さないためにできることをしていきたい」と話した。

 堤防は両岸計15キロで、高さは海抜4.5~7.2メートル。2013年に着工し、昨年3月末に完了した。

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