的に当て、厄払い 園児3人が「流鏑馬」挑戦 石巻・飯野山神社
石巻市飯野の飯野山神社で16日、春の例祭が開かれ、子どもの健康と病魔退散を祈る「流鏑馬(やぶさめ)」があった。市内の園児3人が装束に身を包み、的を目がけて矢を放った。
子どもたちは及川剛幸宮司のひざに乗り、宮司の手を借りながら的を見据えて弓を引いた。的に命中するまで挑戦し、見事に当たると見守っていた保護者らから歓声が上がった。
市河北保育所の千葉妃莉ちゃん(5)は「的に矢が当たってうれしかった。これからも元気に過ごしたい」と笑顔で話した。
及川宮司は「子どもたちには厄をはらって強く育ってほしい」と語った。
飯野山神社の子どもによる流鏑馬は江戸時代から伝わる神事。昭和の初めに一時途絶えたが、1986年に復活。男児に限っていた参加条件をなくし、男女ともに参加できるようになった。
関連リンク
- ・太鼓の音色でにぎわい演出 鹿嶋ばやし山車まつり、4年ぶり 石巻・広渕地区
- ・震災教訓を発信 「かほく防災記者」研修、参加者を募集 石巻で6月初開催
- ・こいのぼり、雄勝の空に泳ぐ 住民ら4カ所で掲揚
- ・石巻市公共交通チャレンジデー 職員、1回以上参加は23% 調査結果まとめ
- ・トルコ地震 女川町が義援金30万円 大使館に目録贈る