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震災教訓を発信 「かほく防災記者」研修、参加者を募集 石巻で6月初開催

屋上から中庭をのぞき込み、津波が達した高さを確認する研修生=2022年6月、山元町震災遺構中浜小
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 三陸河北新報社と河北新報社は県内の中学生を対象に、東日本大震災の教訓や災害への備えを学んで発信する「かほく防災記者」研修を、初めて石巻市で開催します。受講は無料です。災害や防災に関心のある参加者を募集します。

 会場は石巻市千石町の河北新報社石巻総局です。研修は計4回で、いずれも日曜の6月4日、7月2日、10月1日、12月10日の午前に行います。夏と秋には家族と一緒に防災の課題実践に取り組みます。

 研修会の様子は石巻かほくと河北新報で紹介します。研修生にも研修や課題実践について、記事を書いてもらいます。

 定員は10人程度。応募には保護者の同意が必要です。応募多数の場合は志望動機を参考に選考します。研修生は河北新報社の記事データベースを無料で使用できます。研修を終えた生徒には修了証を交付します。

 河北新報オンラインニュースの登録フォーム、QRコードから申し込めます。締め切りは5月14日。連絡先は河北新報社防災・教育室022(211)1591。

 

【研修と課題】

◇第1回研修(6月4日) 
 事前に家族や自分の被災体験、過去に地元で起きた自然災害を調べ、発表します。石巻市出身のラジオパーソナリティー阿部未来さんの被災体験も聞きます。

◇第2回研修(7月2日) 
 会場を発着点に津波被災地を視察し、語り部から震災前の生活、被害の様子、復興の歩みを聞き、原稿を書きます。 

・夏の課題実践(7~8月) 
 「マイ持ち出し袋の作製」「家の地震対策を実践」などの課題からテーマを一つ選び、家族と取り組みます。成果や課題について原稿も書きます。

◇第3回研修(10月1日) 
 地域のハザードマップで風水害のリスクを調べ、家族の行動を時系列で決めておく予定表「タイムライン」を作ります。 

・秋の課題実践(10~11月) 
 「私が主役の避難訓練」と題し、自宅から最寄りの避難先まで、家族と避難訓練をしてもらいます。

◇第4回研修(12月10日) 
 「私が主役の避難訓練」をまとめた原稿を発表した後、見出しを付けるこつを学び、「マイ防災新聞」を完成させます。

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