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農業の魅力PR 高校生考案「野菜寿司」でおいしさ実感 石巻

地元野菜をネタにした寿司を作る参加者

 石巻市農業担い手センターは4月29、30の両日、農業の多様な魅力をPRするイベントを市内で開いた。初日は地元の高校生が発案した「野菜寿司(すし)」の調理と、使用する野菜の収穫体験があり、農業に関心がある市内の生徒と保護者の計5人が参加した。

 イベントは、地元企業や団体でインターンシップをしながら地域の課題解決を目指す「街ミッション」に参加する石巻西高生のアイデアをベースにした。漁業のイメージが強い石巻で、寿司文化と野菜の収穫、調理体験を組み合わせ、農業への関心を高める狙い。

 参加者は桃生地区の畑でアスパラガスを収穫。市内で育てたタケノコ、大根などといった野菜と地場産ササニシキのシャリを使い、握りと軍艦、押しずしを作った。

 参加者は北上地区のパプリカをマグロ、県産のニンジンをサーモンに見立てるなどアイデアを出し合い、食事後に感想などを話し合った。

 石巻工高2年の佐藤悠斗さんは「野菜に甘みがあり、シンプルな味付けでもおいしかった」と話し、石巻西高2年の日野優里さんも「簡単にできるので同世代に広まってくれるのではないか」と期待した。

 30日には地域の農業を語る「石巻農学」の第18弾として、蛇田地区でイチゴ農家をしながらマジシャンとしても活動する渡辺一弘さんの講話があった。

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