国保特定健診の受診率向上へ　受診者に「イート＆イ～ナ」ストラップ　東松島市

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　東松島市は、１６日から６月１６日まで実施する国民健康保険加入者の特定健診（４０～７４歳）と後期高齢者健診の受診を呼びかけている。低迷する受診率向上を図ろうと、受診者にプレゼントする市の公式キャラクター「イート＆イ～ナ」のストラップを用意した。

　ストラップはイートくんとイ～ナちゃんが市の地場産品に扮（ふん）した「食べるんジャーストラップ」１０種類。のり巻きやイチゴ、カキ、大豆、ネギなどの愛らしいデザインで、受診者１人に付き１個を贈る。

　同市は国保加入者の特定健診受診率が低く、２０１９年度は４１．２％、新型コロナウイルスの影響もあり２０年度は２７．８％、２１年度は３７．１％だった。受診料を無料にし、日程を増やした２２年度は４２．２％（速報値）とやや回復した。後期高齢者健診の受診率も低い傾向にあるという。

　今年も受診料は無料で、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「イートくんチャンネル」でも受診を呼びかける。市健康推進課の担当者は「自分らしい暮らしのため、体の状態を知り健康寿命の延伸を図ることが大切。ストラップが家族で健康を話題にするきっかけになればうれしい」と話す。

　会場は市内６カ所の市民センター。大腸がんや前立腺がんなどの検診も実施する。