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活動20周年 中村佑介さん展示会、東北初 石ノ森萬画館に原画含む500作品

色彩豊かな中村作品が並ぶ会場

 石ノ森萬画館(石巻市中瀬)で第89回特別企画展「中村佑介 20周年展」が開かれている。さまざまなシーンで活躍するイラストレーター中村さんの東北初の展示会に、多くのファンが足を運んでいる。7月2日まで。

 会場には原画280点を含む作品計500点が所狭しと並ぶ。ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン カンフー ジェネレーション)」のCDジャケットや、小説家森見登美彦作品の表紙絵など、どこかで一度は目にしたことがあるだろう中村さんの作品を堪能できる。

 中村さんの作風のルーツを探るパネルや、ライターの武田砂鉄さんによる解説文も併せて楽しめる。

 大阪府から訪れた公務員の大松啓員さん(27)は「ミュシャなどさまざまな画家のオマージュが楽しめる」と話した。

 27日には中村さんと「天国大魔境」などを手がける漫画家の石黒正数さんとのトークショーも開催する。会場は同市中央2丁目のみやぎ生協文化会館アイトピアホールで正午開演。チケットはイープラスで発売中。

 開館時間は午前9時~午後5時。毎週火曜休館。観覧料は大人900円、中高生600円、小学生250円。未就学児は無料。連絡先は石ノ森萬画館0225(96)5055。

企画展「中村佑介20周年展」 - 石ノ森萬画館

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