春の交通安全運動 無事故願い、あの手この手 石巻地方
特産ワカメ配り啓発、戦士「110」も作戦協力
石巻市小船越の道の駅「上品の郷」で11日、河北地区交通安全協会など3団体と河北署による「春うらら復興わかめ作戦」があった。春の交通安全県民総ぐるみ運動の一環。
協会メンバーや署員など約50人と、同署のオリジナルヒーロー「通信指導戦隊110(イイレー)」が参加。道の駅を訪れたドライバーに、同市北上町十三浜の特産ワカメを配り「安全運転でお願いします」と交通安全の声がけをした。
ワカメを受け取った仙台市の30代運送業男性は「普段から安全運転を心がけている。危険な走行を見つけたら道を譲る。心に余裕を持つことが大切だ」と指摘した。
河北地区交通安全協会の阿部計(かずえ)会長(64)は「これから観光客などが増え、より注意が必要だ。安全を呼びかける側も事故に遭わないように啓発活動をしていく」と話した。
河北署管内では今年に入ってから死亡事故の発生はない。山下哲哉交通課長は「呼び掛けには効果がある。10日間頑張ろう」と激励した。
死亡ゼロ更新へ、女川駅前で出動式
女川町の女川駅前広場で11日、春の交通安全県民総ぐるみ運動の女川町出動式があった。町や石巻署などから関係者約50人が参加した。
あいさつした同署の佐野君夫副署長は、町が2015年10月以降死亡事故ゼロの記録を更新し続けていることに触れ、一層交通の安心安全にまい進するよう呼びかけた。
パトカーなど3台が参加者に見送られながらパトロールに出動した。
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