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アワビ、カラスミ、フカヒレ 「酔明」シリーズに新味 石巻・水月堂物産

高級食材を使った新シリーズ。左端は看板商品のほや酔明

 石巻市流留の水産加工会社「水月堂物産」が製造販売するホヤの乾燥珍味「ほや酔明」シリーズに、新たな味が誕生した。高級食材のアワビ、カラスミ、フカヒレを使った「プレミアム酔明シリーズ」で、4月末に販売を始めた。高価な珍味を気軽に味わえる土産品や、日本酒に合うおつまみとして話題を呼びそうだ。

 3種類の食材は全て国産を使用。やや甘めの味付けが特徴で、アワビは弾力、カラスミはうま味、フカヒレはしゃきしゃきとした食感を生かした。酔明シリーズ共通のカラフルな箱に入れ、「海の至宝」のキャッチコピーを付けた。

 同社は新型コロナウイルス禍で商品開発に充てられる時間が増えたため、2021年からカキやホタテなどホヤ以外の酔明シリーズも展開。今回は「宮城・東北を代表するお土産として高級感のあるものを作りたい」との思いで開発したという。

 3商品は4月27日にJR仙台駅3階のおみやげ処3店舗や仙台空港の売店などで販売を始め、大型連休中に県内を訪れた観光客らの注目を集めた。石巻地方では石巻市魚町2丁目の市水産総合振興センター内「うまいものマルシェ」で扱っている。

 阿部壮達常務は「20~30代の若い世代にも手に取ってもらいやすい価格や味にした。初めての人に酔明シリーズを知ってもらう機会になるし、ファンの人にも満足してもらえる商品になっているはず」と話した。

 アワビは7グラム入り800円、カラスミは8グラム入り730円、フカヒレは11グラム入り650円。連絡先は同社0225(97)5225。

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