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治安のプロへ 河北署、若手能力磨く「上品塾」開講

開塾式で宣誓する木村巡査長(右)

 河北署は9日、若手警察職員の実務能力向上を図る「上品塾」を始めた。来年2月まで月1回、授業や訓練を通して各種事案に対応できる治安のプロを目指す。上品塾には、同署所属で実務経験5年以下の若手警察官5人と事務職員3人が参加。各課の課長が講師を務め、車両の緊急走行や制圧訓練などを実践する。

 開塾式が同署であり、山田正弘署長は「常に県民の目線、立場にたった署員になってほしい」と訓示した。

 終了後は、初回の授業があり、五十嵐岳次長が東日本大震災時の活動内容や被災地の警察官としての心構えなどを語った。五十嵐次長は「警察官が一丸となって取り組んだ。震災で得た地域住民からの期待と信頼を忘れないでほしい」と伝えた。

 塾生の木村亮介巡査長(27)は「震災当時は中学3年で、自分のことで精いっぱいだった。県民の安心安全のために誠心誠意、突き進みたい」と決意を述べた。

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