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学びと健康、両立を 石巻つくも大学が開講 92歳の受講生も

校歌を歌う受講生たち

 石巻市内の65歳以上を対象とした高齢者教室「石巻つくも大学」の本年度開講式が12日、石巻市日和が丘1丁目の石巻中央公民館であった。本年度の受講生は110人で、最高齢は男性が90歳、女性は92歳。

 開講式には約80人が出席した。感染症対策を当面の間、継続するため、マスクを着けたまま市民憲章唱和や校歌斉唱が行われた。受講生は自分の名前が呼ばれると、元気よく返事をしていた。

 高橋伸明館長(58)が「公民館と言う学びやで交流し、健康で楽しい大学にしたい」とあいさつ。担当職員が大学の決まりや学習計画、クラブ活動について説明した。

 65歳から参加している同市宜山町の三浦律子さん(89)は「学習会では健康について学びたい。友達と話したり一緒に通ったりするのが楽しみ」と笑顔で話した。

 来年3月まで健康講話や著名人による講演会、大学祭など9回の学習会が予定されている。月に2回、カラオケや詩吟などのクラブ活動も行う。閉講時には修了証が授与される。

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