飲酒運転根絶へ ミヤコーバス石巻が宣誓書 安協東松島支部、飲食店に協力要請
「飲酒運転しない、させない」
ミヤコーバス石巻営業所は17日、飲酒運転や禁止薬物の使用根絶を誓う所員の署名を集めた宣誓書を石巻署に提出した。11日に始まった春の交通安全県民総ぐるみ運動に合わせて実施。同営業所の後藤正基所長ら2人が同署を訪れた。
後藤所長は「公共交通事業者として交通弱者を守り、二輪車や歩行者の保護に努めるとともに飲酒運転をしない、させない、禁止薬物の使用根絶に取り組むことを宣誓します」と宣誓書を読み上げ、手島俊明署長に手渡した。
署名は全所員60人分。同営業所では独自に入学児童らが増える4月1~15日に「ゆとりを持った運転」をテーマに事故防止運動を実施した。
手島署長は「ハンドルを握ることはお客さんの命を預かること。ドライバーの体調管理とともに安全運転の継続をお願いします」と協力を呼びかけた。
「飲んだら車に乗らないで」
石巻地区交通安全協会東松島支部は12日、東松島市のJR矢本駅前エリアを中心に「飲酒運転根絶作戦」を行った。春の交通安全県民総ぐるみ運動の一環。
同支部や同市交通安全指導隊、石巻署から合わせて約30人が参加。駅周辺の飲食店約30店舗を回り、「飲んだ後は車に乗らないように声かけをしてほしい」と要請した。飲食店には、飲酒運転の罰則や仲間同士で飲まない人を決めるハンドルキーパーについて記したチラシなどを配布した。
同市矢本栄町にある酒処こむらさきの女将(おかみ)は「車で来たお客さんには代行運転を使ってもらっている。車を店の駐車場に置いていってもいいと伝えている」と日頃の取り組みを話した。
東松島支部の及川公男支部長(68)は「交通安全についてお茶の間で話題にしてほしい。事故を起こさない、遭わないが大切だ」と話した。
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