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歩いて、眺めて 宮城オルレ奥松島コース、利用者3万人癒やす

3万人目の利用者になった鈴木さん(右から3人目)と記念撮影する関係者

 東松島市宮戸地区のトレッキングコース「宮城オルレ奥松島コース」の利用者が21日、3万人に達した。2018年10月の開設から4年7カ月で達成。同地区の復興再生多目的施設「あおみな」で記念セレモニーがあり、関係者ら約20人が節目を祝った。

 3万人目の利用者となったのは岩沼市の会社役員鈴木新さん(50)。渥美巌市長らが記念品として東松島市特産のノリや奥松島遊覧船の乗船券などを贈った。

 仕事で東松島を訪れたことはあるが、オルレでは初めてという鈴木さんは「何度も来ている人がいる中、自分が節目の利用者になって驚いた。東日本大震災からの復興を肌で感じることができるので、次回は家族と花を見ながらゆっくり歩きたい」と話した。

 渥美市長は「これからも多くの方に足を運んでもらうため、関係団体の支援を受けながら、しっかりとしたコース整備に努めたい」と意気込んだ。

 オルレ奥松島コースは全長10キロで、さとはま縄文の里史跡公園や稲ケ崎公園、大高森などを巡る。現在はヤマフジ、セッコク、シャリンバイといった花が見頃になっている。市によると県内に四つあるコースの中で最も利用者が多く、全体の6割を占めるという。

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