建設業の魅力や使命、動画で発信 北上川河川下流事務所、丸本組石巻など
建設業の担い手確保につなげようと、国土交通省北上川下流河川事務所と建設業の丸本組(石巻市恵み野3丁目)などは、業界の魅力を発信するPR動画を官民連携で制作した。
同事務所と丸本組、ITサービス開発・販売のトライポッドワークス(仙台市)が、大郷町から松島町までの吉田川を主な舞台に撮影・編集した。
制作した動画「『明日のために』~未来の働き方にチャレンジ~」は、ドローンで撮撮した吉田川の河道掘削工事の様子や、実際に現場で働くスタッフへのインタビューなどが約4分半にまとめられている。
多角的な映像で建設業の魅力を伝える。文字情報は最小限に抑えつつ「明日の暮らしを造り、人々の生活を守る」「ICT(情報通信技術)、デジタルなどで働き方を変革しようとしている」とアピールする。
動画の完成を受けて同事務所の斉藤喜浩所長は動画制作に携わった丸本組、トライポッドワークスの計6人を表彰した。
斉藤所長は「技術者のやりがいを感じさせる動画で、業界全体の担い手確保につながる」と感謝。動画にも出演している丸本組の高橋哲矢さん(38)は「動画には業界の思いが出ている。動画を見た家族にかっこいいねと言ってもらい、自分の仕事を伝えられた」と誇らしげに話した。
動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。事務所のホームページからも見られる。
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