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幸せ再び、スズランに祈る 石巻赤十字病院へブーケや切り花贈る 全日空

石橋院長(右)に切り花を手渡す阿部さん

 全日空の客室乗務員らが23日、石巻赤十字病院(石巻市蛇田)に「再び幸せが訪れる」の花言葉を持つスズランの花で作ったしおりなどを届け、入院患者の回復を祈った。

 院内で贈呈式があり、石巻市出身の客室乗務員阿部伊万里さん(30)ら3人が出席した。北海道で育ったスズランの花を使ったブーケ2個や切り花50本、グループ社員が手作りしたメッセージ入りのしおり300枚を贈った。

 阿部さんは「患者さんを含め、皆さまに小さくても幸せが訪れるように」との願いを込めて、しおりにメッセージを書いた。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、入院患者らとは直接接触せず、贈られたしおりは病院職員から手渡される。石橋悟院長は「心遣いを見習いたい。コロナ禍でも継続してくれてありがたい」と感謝した。

 全日空は社会貢献の一環として、1956年からスズランの贈呈を全国の赤十字病院で継続実施している。石巻赤十字病院では東日本大震災後に始まり、今回で12回目。

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