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地元の復興努力に感心 経団連特別委、被災地を視察 東松島、石巻

旧野蒜駅プラットホームで渥美市長(右)から復興状況について説明を受ける冨田委員長(右から3人目)ら

 経団連の災害復興特別委は23、24の両日、東日本大震災の被災地を訪れ、東松島、石巻両市などの復興状況を視察した。

 一行は冨田哲郎委員長(JR東日本会長)や篠原弘道経団連副会長(NTT相談役)ら委員5人。23日は旧JR野蒜駅舎を改修した東松島市震災復興伝承館や震災遺構の旧野蒜駅プラットホームで、渥美巌市長から市内の被災状況や復興の過程について説明を受けた。

 冨田委員長は視察後「プラットホームや展示された券売機を見て12年前を思い出し、地元の方の努力でここまで復興したと感じた。震災を語り継ぎ、地方が元気になる方法を考えたい」と話した。

 渥美市長は「市内の人口減少が進む中、働く場をつくり住んでもらうことが復興の総仕上げになる。経済界には企業立地などで支援をお願いしたい」と語った。

 特別委の被災地視察は2019年から毎年実施し、今回で5回目。委員らは石巻市、仙台市や南三陸町も訪問した。

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