東北の水産高校長、宮水高の施設視察 生徒の料理も試食
東北の水産高校9校の校長が一堂に会する本年度の全国水産高等学校長協会東北地区春季総会・研究協議会が25、26の両日、宮城水産高(生徒246人)であった。
小山英明宮城水産高校長をはじめ、各校の校長が参加。26日は宮城水産高の施設や実習を視察。昼食会は海洋総合科調理類型3年生22人が作った弁当と大皿盛りの料理に舌鼓を打った。
献立はニンジンやゴボウなどが入った「旬の炊き込みご飯」、イワガキのグラタン、ホヤ酢など多彩。食材は地産地消を主に、一部は生物環境類型で養殖したギンザケやウニ、フードビジネス類型で開発・製造した「こめぼこ」やサンマの缶詰も使用した。
試食した八戸水産高(八戸市)の中川伸吾校長(55)は「彩りがあり、素材の味が生かされた料理で素晴らしい。優しい感じの味付けでとてもおいしかった」と絶賛した。
調理類型3年の植木亮さん(17)は「実習で学んだことを生かし、試行錯誤しながら作った。おいしい料理でもてなしたいと心を込めた」と笑顔で話した。
25日は各種行事を含め、水産高校の今後について協議した。協議会は毎年、各校持ち回りで開催している。
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