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小中連携教育 矢本二中生、母校であいさつ運動 赤井、赤井南、大曲3小と合同

 小中連携教育を進める東松島市の矢本二中(生徒334人)は、学区内の赤井小と赤井南小、大曲小と合同で「あいさつ運動」を展開している。生徒の代表が母校に出向いて児童の代表と一緒に活動。登校する後輩に「おはようございます」と声をかける。照れくさそうにあいさつを返す小学生。すがすがしい朝の光景は、健やかな子どもの成長を願う地域住民にとって一服の清涼剤となっている。

 小中連携のあいさつ運動は(1)コミュニケーションの糸口としてしっかり定着させる(2)地域であいさつを交わすことで地域が盛り上がる(3)心あったかイートころ運動(あいさつ、清掃、ごみ拾い)を推進する狙いがある。

 本年度1回目の活動は5月24日に実施した。中学生は生徒会執行部と、今春小学校を卒業した中学1年の学級委員の計20人が参加。それぞれ卒業した赤井小、赤井南小、大曲小を訪れ、正門付近などで各校の児童代表数人と合同であいさつ運動を繰り広げた。

 登校する児童たちは、卒業した制服姿のお兄ちゃん、お姉ちゃんから元気よくあいさつされ、笑顔で「おはようございます」と返した。一日の学校生活のスターとなる登校時、小中学生が楽しくあいさつを交わす光景を地域の人たちも見守った。

 ともに赤井南小で活動した1年三浦花さん(12)は「小中であいさつ運動をすることで、地域に一体感が生まれると思った」、同じく1年稲辺苺さん(13)は「朝にあいさつをすると、スッキリ良い気持ちで過ごせることが良かった」、大曲小を訪れた1年尾崎希良さん(12)は「相手も自分も気持ちよくなるようなあいさつを心がけていた」と話した。

 小中連携のあいさつ運動は本年度、5回計画する。渋谷和彦教頭は「あいさつを通した交流の活発化につなげたい」と言う。

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