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ふるさと納税 石巻市、現地決済型を導入 元気いちばで今夏、試験的実施

 ふるさと納税の寄付額増加に力を入れる石巻市は、買い物の要領で寄付金の支払いと返礼品の受け取りができる、現地決済型システムの導入を決めた。今夏、いしのまき元気いちば(石巻市中央2丁目)で試験的に始める方針。6日の市議会総務企画委員会で説明した。

 システムは市のふるさと納税返礼品送付事業を請け負うビッグゲート(石巻市)の関連会社が手がける「ぺいふる」で、現地決済型の導入は全国でも珍しいという。売り場に並ぶ返礼品の対象商品をレジに持参し、クレジットカードで寄付金の決済を行う仕組み。商品は返礼品として持ち帰れる。

 市は4月、ふるさと納税推進課を設置。昨年度の寄付額約8億円を上回る10億円を目標に据えた。委員会では、5月末時点の寄付額が前年度比36%増の約7870万円と好調であることも報告した。

 ふるさと納税推進課の須田恵美課長は取材に「現地決済型で返礼品を実際に見てもらうことで、ふるさと納税の利用意欲が高まる。引き続き返礼品やサービスの充実に努め目標額の達成を目指したい」と話した。

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