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山林投棄のごみ拾い 石巻地区森林組合、2カ所で奉仕活動

森林に転がっていた発泡スチロールを拾い集める職員ら

 石巻地区森林組合は6日、「森林ごみ一掃奉仕活動」を石巻市渡波本網周辺と同市湊の市牧山市民の森で実施した。組合職員ら38人が参加し、山林に投棄されたごみを拾い集めた。

 本網周辺では、道路と海岸の間に広がる急斜面の森林で、不法投棄されたタイヤや冷蔵庫などを回収した。発泡スチロールが特に多く集まった。

 森林組合参事の阿部昭夫さん(58)は「発泡スチロールなどは微少な『マイクロプラスチック』として漁業にも影響する。森林から海を守っていきたい」と強調。処分に費用がかかる粗大ごみや家電類については「安易な気持ちで捨てず、法令に従って分別、処分してほしい」と訴えた。

 奉仕活動は、5日の世界環境デーに合わせて約30年前から毎年実施している。東日本大震災や新型コロナウイルスの影響による中止もあったが、今年で26回目となった。

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