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いしのまき農協、2023年産大麦を初検査 全て2等、規格外なし

大麦の水分量などを計測する検査員ら=桃生神取倉庫

 いしのまき農協は15日、2023年産大麦の初検査を石巻市の桃生地区、東松島市の鳴瀬地区の2カ所で実施した。

 桃生地区の検査は同市桃生町の桃生神取倉庫で行われた。同地区で大麦を生産している2法人から「ホワイトファイバー」約74トンが持ち込まれ、検査員が見た目や水分量、実の詰まり具合などをチェックし、等級付けをした。この日の検査分は全て2等で、規格外はなかった。

 いしのまき農協管内の今季の大麦の作付面積は761ヘクタールで、昨年より20ヘクタール増えた。健康志向の高まりもあり年々増加傾向にあるという。今季収穫量は約1900トンを見込んでいる。

 同農協米穀課の佐藤友課長は、「昨年10月から天候に恵まれた。冬場の暖かさや降雪の少なさなどで例年より10日ほど穂が出るのも早く、これまでにないほどの成長速度だった」と話した。

 検査は管内で7月末まで続く予定。収穫された大麦は麦茶などに加工される。

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