フレッシュマン奮闘>河北署 警務課
この春に新たな一歩を踏み出した若者たち。研修や業務の現場で奮闘の日々が続く。新たな舞台に立った新社会人を紹介する。(随時掲載)
河北署警務課職員 高橋日愛(ひなり)さん(18)
<縁の下で治安を守る>
「服装から働く姿まで全てがかっこいい」と熱く語るほどの警察官ファン。
警察事務を知ったのは中学3年の頃。「市民を助ける警察官をサポートするのは誰だろう」と考えていた時だ。
「地域の安心と安全を守る警察官と協力して、生まれ育った宮城県に恩返しがしたい」と思い、警察事務の仕事を志した。
仙台市出身。同市内の公立高を卒業し、4月県警察学校(名取市)に入校した。大の負けず嫌いで同期15人のトップを目指し、法律や職務倫理を猛勉強。首席で卒業した。
緊張していた4月26日の出勤初日「ようこそ河北警察署へ」などと書かれた紙とともに署員一同が出迎えてくれた。「温かい人ばかりで心の底から河北署に来られて良かった」と語る。
主な仕事は署員の日程管理や市民からの電話対応など。電話では慣れないなまりに苦戦した。「失敗した時、先輩に『大丈夫だよ』と言われたが、完璧に対応できない自分がふがいなかった」
「電話を取った数だけ成長できる」と1日約20本の電話に丁寧に対応。先輩のように1人で的確に相談や質問に答えられるよう、業務終了後には毎日反省会を開き次に備える。
「忙しい警察官が署内で快適に過ごせるようにしたい」。警察組織の縁の下の力持ちを目指す。
関連リンク
- ・フレッシュマン奮闘>いしのまき農協
- ・防災教育、児童遺族に学ぶ 震災遺構で新任教職員研修 子どもの命を第一に
- ・美しい海守る 有志や石巻海保が海浜清掃 石巻・折浜、蛤浜
- ・寺崎はねこ踊り 宮教大生、石巻・桃生で実践 歴史に触れる
- ・武蔵野美大学長、芸術の意義語る 石巻市博物館・企画展「民具のデザイン図鑑」